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R3DファイルのFCPXでの設定について①

ひと通りのシェイクダウン的なものは終わった感じですがここで一つなんとなーくわかってるつもりだけど正直よくわからない事をいくつか解消していこうと思います。 先の記事でFCPXでもR3Dファイルの編集と現像が出来る事はわかったのですがそれぞれの設定の意味をもう少し詳しく理解していこうと思います。 正直ここからはただの勉強ノート。

 

◆色空間

そもそも色空間てなんぞやって思いますよね。rec709やらBT2020などの存在やどうなるのかなんとなくわかったつもりではありますがここでちゃんと勉強。

立方的に記述される色の空間である。カラースペースともいう。色を秩序立てて配列する形式であり、色を座標で指示できる。色の構成方法は多様であり、色の見え方には観察者同士の差異もあることから、色を定量的に表すには、幾つかの規約を設けることが要請される。また、色空間が表現できる色の範囲を色域という。色空間は3種類か4種類の数値を組み合わせることが多い。色空間が数値による場合、その変数はチャンネルと呼ばれる。

つまり、色空間の設定というのは色を座標で支持した空間の各種ポイントの位置の設定ということになる。

色域が狭いとか広いとかいうのをよく耳にしますがそれは色空間に指定したポイント間の表現できる色の範囲のことを指している。ということになるみたいです。

それではFCPXでのRED RAW設定の内容を詳しく調べていきましょう。

・DRAGONcolor2

カメラの固有の色域とRecに近いと思われるRGBを変換するカラーエンジンでDRAGONcolorによって生成されたガマットは、特定のモニタの能力に依存し、必ずしも標準色空間比較図にプロットすることができない。

・REDcolor3/4

彩度を拡大しますが、カメラでキャプチャされたすべての色を再現することはできません。

・REDWideGamutRGB

カメラが任意の色をクリッピングせずに生成できるすべての色を包含するように設計されたカメラ色空間。 そもそもREDWideGamutは標準化されたCameraRGBカラースペースで、Log3G10やLog3g12で使用するためのカラースペースとして設計されている。REDフッテージの新しい標準化された色空間オプションで REDcolor4よりもはるかに広い範囲の色を再現することができる。

・Rec.2020

2012年に策定された色域でUHDなど今後スタンダードになっていく新しい規格。映画用のDCI-P3よりも色域は広く作られている。

・ITU Rec.709

ハイビジョンテレビの国際標準カラーレスポンス。 色域は比較的小さく、ウェブサイトの公開でよく使用されるsRGBの色空間とほとんど同じです。

・DCI-P3

デジタルシネマプロジェクションによるカラーレスポンスの新しい標準であり、カラーフィルムの全範囲にマッチするように設計されている。 したがって、その色域は比較的大きく、Rec709と比較してより顕著な緑色および赤色を有する。映画のリリースでは、作業スペースは通常DCI-P3。

・ProPhoto RGB

主にスチルやパブリッシングの世界で使用されているカラースペース。

※参考サイト Color Management with Cinema

         他いろいろ

うーん。どれが優れているのかはなんとも言えないけどグレーディングの前処理としては色域はREDWideGamutRGBを使用した方が良さそうな感じです。色空間の幅を持たせることでグレーディング時にいじくれる色の幅が広がるという考え方で良さそうだ。

 

◆ガンマ

ガンマ値やらガンマカーブやら色々耳にしますがここももやっとしたイメージしかないのでこの際ちゃんと勉強します。

画像の階調の応答特性を示す数値。また、入出力機器のガンマ値に応じた最適のカーブに画像の階調を補正することをガンマ補正(ガンマほせい)という。

0を最小の明るさ、1を最大の明るさとした場合ので示されるカーブに近似した関係であることが多い。この時の冪乗の指数γをガンマ値と呼ぶ。

一般的なCRTディスプレイのガンマ値は2.2に近い値で液晶ディスプレイは、表示の原理がCRTディスプレイとは異なるが、ガンマ値がCRTディスプレイに近似した値になるよう調整されている。

ガンマ値は特性曲線(ハーター-ドリフィールド曲線)の安定した直線部分における濃度(対数)/露光量(対数)の増分比を表す[2][3]。すなわち硬調さ、写真でのコントラストの強さを表す(注[4])

難しいこと言わずにコントラストって書いてくれよもー。間が難しすぎてわからんわ!

単純にコントラストって訳ではなさそうだがそのコントラストの曲線の形をあらかじめ用意してくれているということでしょ。

以下は各選択タブごとの解説。

・REDgamma3(FCPXにはないがおそらくカメラ内には入ってそうな記述あり)

モニタリング用のソリューションであり、グレーディング用のソリューションでもあるそうな。

・REDgamma4

標準的なログカーブとコントラストカーブの両方の結果として得られます。迅速な処理時間が必要な場合に最適なソリューションです。

ぱっと見すでに色やコントラストがそれなりについているので微調整するだけでも良い感じに見えます。

・REDlogFilm

従来のログ曲線のみを含むため、手動グレーディングの標準化された出発点。 特定の曲線はCineonフィルムスキャンの十分なレスポンスを再現し、カスタムLUTやその他のポストプロダクションソフトウェアで予測可能な結果を保証するらしい。 REDlogFilmは、ビジュアルエフェクト、イメージ合成、およびカラーマトリックス変換が必要な場合にも、簡単にリニアに戻すことができるそうな。

ただし、REDlogFilm画像は、最初は明るくてノイズの多いシャドウと、暗くて急峻なハイライトとともに、フラットに見えます。 トーンは完全なダイナミックレンジを保持していますが、実際にはノイズはありません。 REDlogFilmは、カメラ内の露出を視覚化するために設計されていません。

要約すると従来のグレーディングの基準になっていた一般的なLogだから、カメラ内の露出を見たりするような設計ではないし、フラットに見えたりノイズ乗ってたりするように見えるかもしんないけど実際はノイズないよ〜みたいな事が書いてあった.。

・Log3G10 / Log3G12

REDWideGamutRGBカラースペースでカメラデータをエンコードするために特別に設計されたログカーブで、HDR、SDRまたは他のエンコーディングへの後続のカラーグレーディングおよび変換のために使用されます。Log3G10は、その主要なプロパティの名前が付けられています。 3Gは、18%のミッドグレーから1/3へのマッピングを表し、10は、カーブが1.0の出力値に達する前の中間グレーより10ストップまでの線形ライト値を符号化するログ曲線の範囲を表す。同じようにLog3G12は12ストップにという具合だ。

・HDR-2084 HDR(ハイダイナミックレンジ)規格のガンマカーブ。当分必要ないと思いますがそのうちHDRについて詳しく触れるとしましょう。(もう疲れたw)

とまぁ、こんな感じなのでサクッと撮って出しとまではいかないまでも簡単に編集して出しちゃうならREDgamma4で、それ以外で3DLUTやらマジックバレット当てたりだとかにはREDlogFilm。 色域がクリッピングされないREDWideGamutRGBのカラースペースを使いたいときはLog3G10 / Log3G12でたっぷり階調を生かしたグレーディングを・・・といった感じだろうか。 いまひとつ英語のサイトを翻訳しながら書き出しては要約して見たいなことを繰り返してるので正しいかどうかはちょっと怪しいですね・・・とりあえず頭がパンクしそうですorz

間違ってたらどこかの親切な方が「間違ってるよ〜」って教えてくれくことを切に願っております。


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